新潟・柏崎伝統やさい・地方やさい

※品種名をクリックするとそれぞれの説明がご覧いただけます

 
■刈羽節成きゅうり
鯖石川の下流域、新潟県柏崎市西中通地域の橋場地区で古くから育られてきたきゅうりです。つるの節ごとになるので「節成」という名前があります。昭和40(1965)年代まではこの地方できゅうりというと「刈羽節成」を指すほどでしたが、新品種の導入など、時代の流れとともに姿を消してしまい、その後、保存されていたタネをもとに、40年ぶりに栽培が再開されました。2008年に、「柏崎の伝統野菜」に認定。昔懐かしいみずみずしい食感と風味ある味わいのきゅうりです。
■緑なす
南鯖石地域の宮之下地区を中心に栽培されてきた在来原種のなす。組合を組織し、栽培面積を増やす取り組みを開始しています。紫色のなすの色はアントシアニンで、緑なすはアントシアニンが少ないのが特徴です。煮物、おひたし、油炒めなどさまざまな調理法に向くほか、郷土料理の「なすぶかし」にして食べるのもおすすめです。
■その他の柏崎伝統野菜
与板菜
中鯖石地域与板地区の漆山と麻畑(おばたけ)で栽培されている野沢菜。根が薄紫色のかぶで、茎や葉とともに漬けものにされます。
仙人菊
南鯖石地域の西之入地区で栽培されてきた白色の食用菊。仙人のひげのように細く細やかな花弁をたくさんつけることから「仙人菊」と呼ばれています。
黒姫にんじん
黒姫山の山麓、高柳町磯之辺地区の国分系長にんじん。「黒姫にんじんは、輪切りにすると芯まで赤い」と喜ばれたといいます。
新道いも
親芋を食べる里芋で、八つ頭のようなコブはなく丸型。鵜川流域の河川畑、柏崎市南部地域(新道、黒滝など)を中心に栽培されてきました。
■柏崎特産野菜
つららなす
北条地域で栽培されている長なすで、品種は「万寿満」。夏の暑さの中、緑色が涼しさを感じさせてくれることから、地元で「つららなす」と呼ばれるようになりました。
マコモタケ
イネ科の多年草「マコモ」の茎が肥大化したもの。クセはなく、タケノコのような食感が楽しめます。地域の特産物として、矢田地区を中心に栽培が進められています。
新道柿
味が濃く風味豊かな柿で、別名「おけさ柿」とも。柏崎南部地域の新道地区に大きな栽培団地があります。
磯之辺トマト
標高400mという高地の夏季冷涼気象を生かし、高柳町磯之辺地区で栽培されているトマト。甘くてしっかりした肉質が特徴です。
土垂れ
南鯖石地域の西之入地区が元となる里芋の在来種。形は細長く、粘りが強くて味が濃いのが特徴です。また、煮くずれしにくく、やわらかな口当たりで、郷土料理「おいな汁」の材料として使われます。
ずいき
八つ頭の茎の部分。酢をかけるときれいに赤く発色します。お盆のもてなし料理などに使われます。
そら豆
水田転作の野菜として、降雪の少ない平坦部で栽培されています。ゆでておつまみにするほか、スープやかき揚げも美味。
ゆうごう
源氏物語に登場するほど、古くから伝わる野菜。一般的には「夕顔(ゆうがお)」といわれますが、柏崎市では「ゆうごう」と呼ばれています。
糸うり
地域によって「なますかぼちゃ」、「そうめんかぼちゃ」、「金糸うり」などとも呼ばれます。ゆでると繊維が糸のように簡単にほぐれ、酢の物などで食べられます。
カリフラワー
西山町、北条・田尻地域など、柏崎市内全域で栽培されており、特産化を目指しているといいます。きめ細やかで、純白な色あいが評判。
えだまめ
転作田を中心に柏崎市内全域で栽培されています。7月に出荷される極早生品種から、8月の新潟茶豆、10月の晩生品種まで、さまざまな種類が作られています。
オータムポエム
「アスパラ菜」とも呼ばれるとう菜の一種。茎も葉も花も、すべて食べることができます。
ぜんまい
雪国に春を告げる山菜の一種。現在は、高柳町などの山間部で遊休閑地を活用した人工栽培も行われています。
いちご 越後姫
新潟県が平成8年に品種登録したいちごで、大粒でまろやかな甘みのある果肉が特徴。秋季から春季にかけて、ハウス施設で栽培されます。
いちご 宝交早生
西中通地域の下大新田地区などを中心に、昔から作付けされていたいちごの品種。果実は鮮やかな紅色で、やわらかな口当たり。ジューシーで甘さと酸味のバランスがよいのが特徴です。
掲載商品のご予約・ご注文は、株式会社果菜里屋まで ※時期や天候等によっては入荷のない場合もございます
TEL:03-3858-5855 FAX:03-5856-6545 E-mailでのお問い合わせはこちらまで