兵庫の伝統やさい・地方やさい

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■八ちゃんなす ■姫路れんこん ■ぺっちん瓜(別珍瓜)
「八ちゃんなす」の名は、生産者である黒田八郎氏の名前から。黒田氏の父上が行商の人からもらって作り始めたのが始まりで、現在は60人ほどの農家が栽培しているとか。皮は薄く、緻密な肉質が特徴のなすです。

姫路市の南西部、大津区や網干区、たつの市御津町一帯で栽培されているれんこんで、大津地区へは90年ほど前の大正時代に山口県からタネを持ち帰って導入したのが始まりだといわれています。サクサクとして歯ざわりがよいのが特徴。
まくわ瓜の一種で、ビロード(ぺっちん/別珍)のようになめらかな食感。東播地域(主な産地は加古川市、明石市)だけで栽培されている珍しい瓜です。浅漬けは「明石の夏の風物詩」として地域の人に愛されています。

■御津の青瓜 ■網干メロン

■丹波の山いも

シマウリ群の黒門系、黒門青大縞瓜で、御津の干拓地の砂地圃場で栽培されています。淡緑の果皮に白い縞が入った長円筒形で、1kg前後の未熟なものを6月中旬〜9月にかけて収穫。主に浅漬けや粕漬けなどに加工されます。

日本古来のまくわ瓜(梨瓜群)と洋種メロンとの交雑で生まれたといわれる甘い露地メロンです。果肉は淡緑色、香りや歯切れがよく、糖度は15〜16度と高いのですが、後味がサッパリしているのが特徴です。

丹波は土や気候など、よい山いもが育つ条件を備えており、丸くて大きく、粘りの強い山いもがとれます。すりおろしてとろろにしたり、揚げ物、焼き物のほか、だんごにして鍋の具にしてもおいしくいただけます。
■とっちゃ菜 ■ハリマ王にんにく ■富松一寸空豆
「とっちゃでき、とっちゃでき」と、茎を切って収穫するところから、「とっちゃ菜」。かぎ菜、しんしゅ菜、ふだん草など、地方によって別の名前で呼ばれています。おひたしや漬け物のほか、生でサラダにしたり、中国料理にもお使いいただけます。
戦前、加西市東剣坂町の北本兵作氏が村役場の薦めで栽培を始めたと伝えられており、鮮烈な香りと味が特徴。戦争の混乱で放棄されていたそうですが、竹藪の中で20年以上も自生して生き残っていたものが再び発見されたそうです。
一般的には「於多福」と呼ばれる豆で、「富松一寸」、「尼一寸」、「武庫一寸」などの名前があります。富松神社では、貴重な一寸空豆をよみがえらせ、次世代に伝えていくために、「富松一寸豆祭」が行われています。
■黒さや大納言小豆    
由緒ある最高級品の小豆で、2000年に柳田隆雄氏が在来種の黒さやの栽培を地域の農家に呼びかけ、復活させたもの。表皮が薄く、食べたあと、皮が口に残りません。また、煮詰めても形がくずれにくいのも特徴です。
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