和歌山の伝統やさい・地方やさい

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■うすいえんどう ■南高梅 ■新しょうが

明治中期にアメリカから導入され、大阪府羽曳野(はびきの)市碓井で栽培されていましたが、その後より栽培に適していた和歌山県での栽培が盛んになりました。現在では和歌山県が全国生産量第1位。やわらかい色合いで、実は大きく甘みがありホクホクとした食感。グリーンピースに比べ、皮が薄く青臭さが少ないのも特徴です。主に関西地方で消費され、「豆ごはん」は春を告げる旬の味。

「南高梅」は、和歌山県みなべ町で生まれたブランド梅。1902(明治35)年に高田貞楠さんが発見したことから、もともとは「高田梅」と呼ばれていましたが。その後、梅の品種調査に尽力した南部高校にちなんで「南高梅」と名づけられました。陽のあたる部分は美しい紅がかかり、大きくて肉厚、種が小さく、皮が薄いのが特徴です。桃のような香りがあり、梅干し、梅酒、甘露煮などに加工されます。
和歌山ではしょうかが江戸時代から生産されており、本格的に商業生産されるようになったのは、1947(昭和22)年頃。当初は露地栽培でしたが、今ではほとんどが施設栽培になっています。和歌山市河西、布引など、水はけのよい砂地で生産、ほとんどが新しょうがとして5~9月に出荷されています。生産量は全国2位。みずみずしく、繊維がやわらかで、香り高く、さわやかな辛みが特徴です。
■湯浅なす ■実山椒 ■源五兵衛すいか
昔から「金山寺味噌」の具材として用いられてきたなす。一時は作る農家がほとんどなくなっていたのですが、「金山寺味噌」のメーカー「丸新本家」の呼びかけで復活しました。
さんしょうは、ミカン科サンショウ属の落葉低木。縄文時代の貝塚から種が出土しているほど、歴史のある植物です。和歌山は、実ざんしょう生産の約80%を占めるという圧倒的地位を誇っています。

和歌山市で江戸時代から作られている酒粕を使った漬物「源五兵衛漬け」に使われるのが「源五兵衛すいか」。もとはふつうのすいかだったそうですが、今は、漬物専用に花落ち大の小さなすいかのみ生産されています。(写真は「源五兵衛漬け」)

■山ふき ■ミニトマト「優糖星」 ■ミニトマト「赤糖房」
「野ふき」とも呼ばれる野生のふき。皮をむかなくても食べられます。
品種は「キャロル7」。糖度など一定の基準をクリアしたものは「優糖星(ゆうとうせい)」のブランド名で販売されています。
品種は同じく「キャロル7」で、房どりの高品質のものは「赤糖房(あかとんぼ)」というブランド名がつきます。
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