広島の伝統やさい・地方やさい

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■広島菜 ■なかすじしゅんぎく ■祇園パセリ
ツケナの一種で、古くから広島で栽培されている伝統野菜です。肉質はかためで特有の香りがあり、歯切れがよいのが特徴。ほとんどが漬け物の材料として利用されます。「広島菜漬」は、信州の野沢菜漬け、九州の高菜漬けと並び、日本三大漬け物のひとつ、といわれています。
広島市安佐南区中筋地区で主に栽培されているしゅんぎく。葉が大きくてやわらかく、切れ葉がほとんどないのが特徴です。関東ではあまり目にしない「於多福」という種類で、エグミが少ないため、生のままサラダで食べるのもおすすめです。
昭和25(1950)年頃、広島市安佐南区にある祇園町で栽培が始まったパセリ。普通のパセリと比べると、葉が細かく縮れていて、肉厚でやわらかく、緑色が濃いのが特徴です。JA広島市祇園支店では、広島文化学園短期大学とともに、このパセリの魅力をPRしています。
■広甘藍 ■観音ねぎ  
 
広島県呉市広町で生まれたキャベツ。大正末頃までは盛んに栽培されていましたが、1970年頃には姿を消してしまいました。2010年、「広カンラン生産組合」が設立され、保存していた種子をもとに栽培を復活。甘みがあり、生食のほか、広島名物のお好み焼きの材料としても使われます。
100年以上前から広島市観音地区で作られてきた葉ねぎで、広島伝統野菜の代表格のひとつ。やわらかく香りと甘みに富み、夏季は薬味、冬季は鍋物の材料としてきわめてすぐれている食材ですが、葉がとてもやわらかくて折れやすいため、近年の流通に向かず、ほとんど作られなくなっているそうです。
 
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