徳島の伝統やさい・地方やさい

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■ごうしゅいも ■美馬太きゅうり ■北川小判いも
平家の落人伝説が残る徳島県三好市東祖谷地区で1860年頃から栽培され、自家消費されてきた在来のじゃがいも。小型で栗に近いといわれるほど味が濃く、煮崩れしにくいのが特徴。皮に白と赤があり、「源平いも」の名で販売されています。おでん、カレーなどの煮物や、「でこまわし」と呼ばれる田楽に使われます。
徳島県の美馬地域で、昔から、自家採取によって細々と栽培が引き継がれてきたといいます。普通のきゅうりに比べ、太くて丸い形をしており、「加賀太きゅうり」に似ています。皮がかたいので、むいてからタネをとって調理します。煮崩れしにくいので、汁の具、炒め物、煮物に。伝統料理の冷や汁にも使われます。
徳島県の中央部やや東寄りに位置する那賀町で栽培されているじゃがいも。那賀町は標高500mの山間部にあり、「北川小判いも」はこれまで地場消費のみで外に出て行ったことがない、非常に稀少なものだそうです。果皮は赤、果肉は白で、肉質がかたくおでんにしても煮崩れないのが特徴です。
■臼が谷なす ■なると金時 ■鳴門れんこん
徳島県那賀郡那賀町臼ヶ谷で作られているなす。色は薄く、皮がかたくて、とげがあります。焼きなすにすると、皮をむいた果肉の色が薄緑色で美しく、やわらかくておいしいのですが、漬け物には向かないといわれます。

「高系14号」を改良したさつまいも。産地は、徳島市、鳴門市、松茂町。旧吉野川、吉野川の河口など、水はけのよい砂地で栽培されています。果皮は紅色で、果肉はクリーム色の粉質。加熱すると黄色く、ホクホクと甘くなります。
「鳴門れんこん」は、今から100年以上前に徳島県大津町で栽培が始まった歴史ある野菜。中国種の備中系で、節間が長くすらりとした形状、乳白色できめ細かな肉質が特徴です。徳島県のれんこん生産量は、茨城に次いで全国第2位を誇ります。
■すだち    
 
「すだち」は徳島原産で、江戸時代から家々の庭先に植えられていたという香酸かんきつ。ゆず、かぼすなどと同様に果汁を焼き魚などにに絞りかけたり、皮を薬味として使います。神山町、佐那河内村、阿南市で栽培されており、全国シェアはほぼ100%です。
 
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