大分の伝統やさい・地方やさい

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■宗麟南瓜 ■原木しいたけ ■みとり豆

1541年、ポルトガル船によって伝えられた「日本最古のかぼちゃ」。大分県では栽培されなくなっていましたが、このかぼちゃのタネをもとに福岡県豊前市で作られていた「三毛門かぼちゃ」を里帰りさせ、2007年から「宗麟南瓜」として栽培を復活させました。日本かぼちゃなので、だしをきかせた煮物や、炒め物、揚げ物、蒸し物、スープ、お菓子などに。

日本でしいたけの人工栽培が始まったのは、17世紀頃、豊後の国(現在の大分県津久見市)千恕の浦の炭焼き、源兵衛が、切り捨てたナラの朽木に多数のしいたけが発生したのを発見したのが最初だという説があり、大分県では現在も原木しいたけの栽培が盛んに行われています。干ししいたけは国内生産の48%を大分県が占めています。
大分県宇佐地方の長州地区で古くから受け継がれてきた、自家用のつるなしささげ。サヤは食べずに実だけとることから「みとり豆」と呼ばれます。宇佐地方を中心とした県北地域では、お盆に、小豆の代わりにみとり豆を使った赤飯を作る風習があり、この時期になくてはならない食材となっています。
■かぼす 「大分1号」 「祖母の香」 「香美の川」
「かぼす」は、大分特産の香酸柑橘。他の香酸柑橘に比べると酸味が少ないため、焼き魚、肉などにかけると素材の味わいを引き立たせることができます。「大分1号」、「祖母の香」、「香美の川」などさまざまな品種があり、8~10月は露地物、10~2月は貯蔵物、3~7月はハウス物が出回り、周年入手可能です。
■味一ねぎ ■甘太くん ■屋形島いも
軸と葉の太さが同じくらいで、葉先がしっかりとした良質の小ねぎ。シャキッとして、やわらかすぎず、かたすぎないバランスのよい食感です。
品種は「べにはるか」。収穫後40日間貯蔵し、味を甘く安定させて出荷するものだけに「甘太くん」の名前が与えられます。焼きいもにするととても甘く、しっとりとした食感も魅力です。
屋形島で栽培されている紅白のさつまいも。現在、栽培者はわずか1名。2013年から農業研究部と地元高校で選抜、保存に取り組んでいる在来種です。
■杵築(きつき)みかん ■シャンス  
 
大分県の杵築市は昔から優良なみかんの産地として知られています。杵築のハウスみかんは、酸味が少なくほどよい甘さ。「美娘(みこ)」のブランド名で出荷されているみかんもあります。
大分県豊後大野市の近辺で昔から作られてきた柑橘。果皮の色が青い未熟なうちは、「酢みかん」として香りと酸味を楽しみ、11月中旬頃から黄色に熟すると、上品な香りと日向夏のようなやわらかくて甘みのあるフルーツとして楽しめます。
 
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