八月のやさい

華麗なるナス科トウガラシ族!

暑い夏は、とうがらしや各種スパイスをふんだんに使用した、辛くて刺激的な料理が食べたくなります。そこで、8月は世界各国の「とうがらし」をご紹介します! 激辛の品種から、辛味の少ないマイルドなものまで各種取りそろえていますので、カレーやエスニック料理はもちろん、用途に合わせてお選びいただけます。


▲セラーノ・デル・ソル


▲ナガジョロキア


▲韓国うま辛とうがらし


▲ベトナム・オレンジ


▲韓国激辛とうがらし


▲四川朝天辣椒

「セラーノ・デル・ソル」はサルサなどに使われるメキシコの代表的なとうがらし。「ナガジョロキア」は超激辛です。韓国とうがらしには、チゲやキムチ向けの辛いタイプと生食できるマイルドなタイプがあります。小さな「プリッキーヌ」はトムヤムクンなどタイ料理によく使われます。「アヒ・リモ」はペルーの定番品種。「四川朝天辣椒」は中国料理に最適です。めずらしいオレンジや黄色のとうがらしもありますので、ぜひお試しください。

とうがらしの辛みのもとは、「カプサイシン」という成分によるもの。脂肪を燃焼したり、食欲を増進する作用があるといわれています。カプサイシンがどれだけ含まれるかで辛さの度合いが変わってくるわけですが、同じ品種でも、育った場所や気候により多少違いが出ることがあります。一般的なとうがらしの辛さの目安は下記を参考にしてください。


▲プリッキーヌ


▲アヒ・リモ


▲ゴールドチリ
辛さの目安と特徴
日本のとうがらし各種
日本のとうがらしもバラエティ豊かです! 「赤とうがらし」、「青とうがらし」は辛味種なので、調味料や薬味としてお使いいただけます。新潟県長岡市の伝統野菜「かぐらなんばん」はピリッとしたほのかな辛味があります。ナスと合わせて味噌炒めに、煮浸しや揚げ浸しも美味。おなじみの「ししとうがらし」と、京都の伝統野菜「万願寺とうがらし」、「伏見とうがらし」には辛みはありません。そのまま焼き物や揚げ物で召し上がれます。じゃことの炊き合わせおすすめです。


▲ししとうがらし(千葉)


▲赤とうがらし(千葉)


▲青とうがらし(千葉)


▲万願寺とうがらし(青・京都)


▲万願寺とうがらし(赤・京都)


▲万願寺とうがらし(青・京都石割農園)


▲伏見とうがらし(青・京都)


▲伏見とうがらし(赤・京都)


▲かぐらなんばん(新潟)

 
 
さまざまな料理に使える便利な「ピーマン」と、カラフルな「パプリカ」も、とうがらしと同じナス科トウガラシ属の野菜です。カプサイシンを含む辛いとうがらしが「辛味種」といわれるのに対し、これらは「甘味種」と呼ばれています。ちなみに、上記でご紹介した「ししとうがらし」、「伏見とうがらし」、「万願寺とうがらし」も甘味種です。
ピーマンは時期により国内の各産地からリレーでお届けします。パプリカはオランダ、韓国などからの輸入品のほか、国産の養液栽培、土耕栽培のものなど各種。輸入品はクセがなくマイルドで、土耕は濃い味わいなど、それぞれ特徴がありますので、ご相談ください。チョコレート色のパプリカや、扱いやすいミニサイズのパプリカなどもあります。
ビタミン豊富なヘルシー野菜ですから、炒め物、揚げ物、煮物、和え物、サラダなどで、たっぷりと召しあがってください!


▲ピーマン


▲赤ピーマン

▲パプリカ 赤
(国産・養液栽培)

▲パプリカ 赤
(国産・土耕)

▲パプリカ 赤
(輸入)


▲パプリカ オレンジ
(輸入)


▲パプリカ 黄
(輸入)

▲パプリカ 緑
(輸入)

▲パプリカ 白
(輸入)

▲パプリカ 紫
(輸入)
夏から秋にかけておすすめのくだものといえば、甘くてジューシーな「ぶどう」です! ひとくちに「ぶどう」といっても、その種類はじつにバラエティ豊か。近頃人気が高い品種は、果皮がグリーンの「シャインマスカット」。タネがなく、皮がやわらかいため、丸ごと食べられます。長野県が「巨峰」と「リザマート」を掛け合わせて作った「ナガノパープル」も、タネなしで皮ごと食べられます。大粒系の代表格「巨峰」、「ピオーネ」も不動の人気品種。ロシアのゴルバチョフ大統領の名前を元に名付けられた「ゴルビー」もおすすめです。


▲シャインマスカット(長野)


▲シャインマスカット(山梨)


▲ゴルビー


▲タネなし巨峰


▲ナガノパープル


▲ピオーネ

 
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